もくじ
ヘルペスの症状 口・唇・顔
症状としては、まず最初に、口や唇、その周囲にピリピリとした痛みや違和感、熱さを感じる場合が多いです。
そしてその後、違和感を感じていた部分が赤く腫れ、さらに、そこへ小さい水ぶくれのようなものができたり、水ぶくれが複数個集まっている場合は、ただれているように見えたりします。
最初の違和感から腫れるまでの期間は半日程度、腫れてから水ぶくれができるまでは2、3日程度が多いです。
しかし、症状に個人差があったり、気付かない場合もあったりするので、気付いた時には、唇の周囲がピリピリして、見るとそこに小さい水ぶくれができていた、という方もいます。
多くの場合は、口や唇、その周囲に現れることが多いですが、頬や目の周りなど、他の顔の部分にできることもあります。
ヘルペスの症状 熱
主な症状は上記の皮膚症状ですが、発熱やだるさの症状が見られる場合もあります。
ただ、ヘルペスは、免疫力が下がって身体がウイルスに抵抗できなくなり発症するため、発熱の原因に関しては他の感染症の場合もあります。
なので、風邪を引いて熱が出たあとに、ヘルペスができた、というケースも見られます。
ヘルペスの症状 治るまでの期間
治るまでの期間としては、症状の程度や体調によって変わってきますが、水ぶくれの部分が徐々にかさぶたとなり、1〜2週間程で治っていきます。
ヘルペスはうつるのか
冒頭で、ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスが原因と記述しましたが、症状が出ている時は、水ぶくれの部分にウイルスがたくさんいる状態ですので、水ぶくれの部分に触った場合はもちろん、ウイルスのついた食器類やタオルから他の方へうつる可能性があります。
また、自分自身も水ぶくれを触った手で、目を触ると目にうつってしまい、最悪の場合、失明する可能性もあります。
そうならないためにも、水ぶくれの部分は無闇に触らないことが1番ですが、万が一触れてしまった場合には、すぐに手洗いを行いましょう。
また、洗浄前の食器類などは、使い回さないようにしましょう。
ヘルペスの薬
さて、ヘルペスを治すための薬ですが、抗ウイルス薬が処方されます。
症状の程度によって、塗り薬のみの場合もあれば、飲み薬も処方される事もあります。
市販の塗り薬もありますが、自己判断でヘルペスと決めつけてしまうと、違う病気だったり、薬が効かずに悪化してしまったりするので、必ず受診し、正しい薬を処方してもらいましょう。
また、残念ながら、一度感染すると、身体から単純ヘルペスウイルスが完全に消えることはなく、薬は、ウイルスの活動を抑える事が目的となってきます。
なので、一度ヘルペスが治っても、再び疲労などから免疫力が下がってしまうと、またヘルペスになってしまうので、日頃から体調を整えておく事が重要です。
万が一、ヘルペスが再発した時には、最初のピリピリとした痛みや違和感の段階で、「もしかしたらヘルペスかも?」と疑って早めに受診を考え、対処することが大切です。
ヘルペスは何科に行けばいいのか
ヘルペスは、皮膚科でも内科でも診察してもらえます。
ただ、初めてできた時など、本当にヘルペスか分からない場合は、皮膚科を受診した方が、より専門的に診察してもらうことができます。
自己判断せず、早めに受診し、早めに治療しましょう。
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