統合失調症の特徴や仕事が続かない理由・合う仕事合わない仕事

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統合失調症の特徴

統合失調症の主な症状は、陽性症状、陰性症状、認知機能障害の大きく3つあります。

陽性症状には、幻覚や妄想、思考障害、行動異常があります。幻覚とは、実際にはないものが見えたり、聞こえない音が聞こえたりすることです。妄想とは、事実とは違う内容を事実として思い込む状態のことです。思考障害では、支離滅裂な思考がみられます。考えをまとめることが難しいため、会話をしていても次々に話がそれてしまったり、話に一貫性がみられないなどの状態がみられます。最後に行動異常では、突然大声で叫んでしまったり、無意味に走り回ってしまったり、様々な行動を本人も周りも抑えられず、行ってしまうような状態がみられます。

次に、陰性症状には、感情鈍麻や思考力低下、意欲低下、自閉があります。感情鈍麻とは、感情を表現する力が低下している状態で、顔の表情に変化がないように見えます。思考力低下では、会話をしていても、素っ気ない様子や反応がない様子がみられます。意欲低下では、全てのことに対して意欲がなくなり、興味を持つことも行動することも難しくなるので無気力な状態になります。自閉では、自分の部屋から出ず、他の人と関わろうとすることを避けるなど、社会性が低下します。

認知機能障害とは、考える、判断する、理解する、言葉にする、覚える、計算するなどの脳で行われている機能が低下している状態のことです。今まで普通に出来ていたことが、やろうとしてもできなくなってしまいます。

統合失調症では、前兆期・急性期・休息期・回復期の4つの経過があり、その経過段階によって症状の現れやすさが変わってきます。前兆期では、前触れのように何だか落ち着かない、不眠になるといった状態がみられます。急性期では、陽性症状が多くみられ、休息期では、急性期を過ぎた反動のように陰性症状があらわれます。回復期になると、人によっては認知機能障害が現れ生活に支障をきたす場合があります。

 

統合失調症 仕事が続かない理由

前述したように、統合失調症では4つの経過をたどりますが、急性期や休息期では、症状が強く現れていることや、この時期にしっかりと治療、療養することが予後にも重要になってくるため、仕事を行う事は難しい状態です。期間は、病状や治療経過によって変わりますが、本人や周りの人もこの時期は焦らず、治療に専念しましょう。回復期になり、病状が落ち着いてくれば、社会復帰を目標にすることができます。しかし、実際には、認知機能障害の残存などもあるため、リハビリを優先することが多いです。また、薬物療法として医師から薬が処方されますが、症状が軽くなったからといって自己判断で薬の内服を中断してしまったり、社会復帰したことで無理をしてストレスがかかってしまったりという理由で、再発してしまうことも少なくありません。これらの理由から、統合失調症では、病状が落ち着いたとしても、仕事を続けることが難しくなってきてしまいます。

 

統合失調症 合う仕事・合わない仕事

では、統合失調症の方は働くことはできないのかというと、そんなことはありません。ただ、病状は個人差があるため、まずは医師に今の状態で仕事をしても良いかしっかりと相談しましょう。そして、医師から処方されている薬は自己判断で中断したりせず、しっかりと内服し続けましょう。認知機能障害が残存していてリハビリを行なっている場合は、リハビリの担当療法士に相談すると、自分の状態でできること、逆にここは少し難しいなどといったことも教えてもらえるので、仕事復帰に役立ちます。

これらを踏まえて、今自分に合った仕事の内容について考えてみましょう。もちろん、したい仕事内容を目標にすることも悪くありません。しかし、何度も言いますが、無理をしてしまった結果、再発してしまっては意味がありません。まずは、ある程度自分のペースでできる仕事や勤務時間が管理されている仕事など、負担を最小限に抑えることができるかを念頭において仕事を探しましょう。わからない場合は、専門の支援機関で相談してみるのもいいでしょう。

統合失調症は、人によっては症状や程度が様々で、再発もしやすいです。しかし、自分自身が前兆のような症状を感じた時に、少し休むなど管理ができるようになってくれば、社会復帰も不可能ではありません。何か大きなことをしようと頑張り過ぎたり、焦るのではなく、小さな成功体験を積み重ねていきましょう。統合失調症と闘うというよりも、付き合うという認識の方が、自分自身に合った仕事をみつけ、続けることにつながります。

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